魅力的なファイヤーキングマグ。
そんなマグを生み出したアンカーホッキング社とはどんな会社なんでしょうか。
そもそものはじまりは、1930年代初頭にオハイオ州に設立された”オハイオフリントグラス社”でした。
アメリカでは企業の合併はめずらしくありませんが、このオハイオフリントグラス社も同様に合併を繰り返していきます。
その間、工場の全焼やアメリカの大恐慌等、幾度の苦難が訪れます。
企業努力で乗り切った1937年”アンカーホッキングガラス社”となります。
ホッキングとは、工場近くを流れる川の名前です。
1942年、ついにファイヤーキングブランドがスタートします。
1976年に生産終了となるまで、数々のヒット商品を生み出します。
アメリカの一般家庭や、街角のダイナー等で気軽に使われていました。
生産が終了しても根強いファンの間ではにんきでした。
そんなアメリカの流行アイテムは、1990年後半に日本でブームとなります。
実用的なアイテムであるのが、生活の一部に溶け込んだのでしょう。
今となっては、それぞれの暮らしに息づくアイテムとして全世界で人気の食器となりました。